長いマスク生活にもそろそろ飽きていませんか?私は美容関係で仕事をしているので、正直このマスクでの生活、本当に飽きました!
だってフルメイクをしてもグチャグチャに崩れちゃいますし、なんだったら目元でしかメイクを楽しめないこの現実にも少し飽きを通り越してストレスすら感じます。
マスクメイクでも崩れないコツなどを日頃からお客様にお伝えする機会も多いのですし、様々な研究もしてみたので今回はその方法などをご紹介いたします。
ベースメイク編
まずはベースメイクです。マスクを着けていると顔の半分以上がマスクでおおわれるので、口と鼻の蒸気で蒸れてメイクを完璧に仕上げたとしても時間が経つと(私は通勤の時に既に・・)ドロドロになって毛穴に落ちてしまいます。
崩れないようにするためのポイントは、塗りすぎないことがやはり一番でしょうか。
塗れば塗るほどもちろん崩れてしまうので下地とフェイスパウダー、もしくは下地とパウダーファンデーションという風にのせすぎないことが大切だと思います。
そしてフェイスパウダーをつける際は、ただのせるのではなくしっかりと毛穴の中に押し込むようにフェイスパウダーのパフを下から上に向かって押さえるようにしてつけましょう。
ただあまりにも塗らないのも、会社に出社するうえでTPOを考えると難しいのでコツをお伝えしますね。
カラーに注意をしてベースを選ぼう
下地は色がつかないものよりも少しベージュや肌色に近いカラーを選んでカバーが出来るものを使用する。
フェイスパウダーと下地のみだと、少しカバーが出来にくいため肌色の補正が出来る色付きのものなどがオススメです。
コンシーラーやハイライトを使用しよう
また、目回りの色のトラブルをカバーするためにコンシーラーアイテムやハイライトを用いる。
マスクは白色(ものが多い)なので、目の下のクマなどが影となって悪目立ちしてしまいやすいです。
ですのでオレンジがかった色のコンシーラーなどでカバーすることで見えにくくなります。
また目元のトラブルをきちんと隠すことで、アイメイクの色の映え方が変わってきます。私自身も目元に力を入れてメイクすることがほとんどなので、必ずコンシーラーなどで明るさを足すように工夫をしています。
あとはフィックスミストというメイクをピタッと肌に密着させてくれるミストもたくさん発売されているのでそういったものを最後に吹きかけてあげると崩れにくさがさらに高まります。
ポイントメイク編
アイメイクはどうしたらいい?
アイメイクはそこまで悩みとして聞くことは少ないですが、仕事柄見ていて思うのはつけているかいないか分からないくらいの濃さになっている方が多いことです。
目元しか出ないので、眉毛と目元、コントゥアリング(ページ下部参照)はやはり外せないなと思います。目元はやさしい印象を演出するために、あまり濃いカラーをつけずに柔らかい暖色系を選ぶと失敗が少ないです。
またラメやパールなどキラキラ感とツヤを出すアイカラーも取り入れてみてもいいと思います。
目元を引き締めたい時は、黒のインサイドラインでまつ毛の隙間を埋めると目のフレームが協調されるので引き締まります。ですが今はどちらかというと同系色かアイカラーよりも少し濃い目のアイラインを入れるのが人気です。
次に眉毛ですが、ぼんやりふわっとさせた眉よりも少し色を出して、毛を立てて意思のある眉に仕上げるのがコツです。
一時期色を明るく赤っぽいカラーにすることで、抜け感を演出する方法が人気でしたが今は少し古臭い感じに映ってしまいます。
- 眉を描く前にコーミングで毛流れを整える
- 眉毛の生えている方向を見極めて一本一本描き足すように描く
- 描き終えたらパウダーなどで埋めてグラデーションを作る
- 最後にアイブロウマスカラで眉頭の毛を少し立てるように上向きにする
この③をする際は、マスカラベース(色がつかないもの)で行うとやりやすいです。ですが普通のアイブロウマスカラでももちろん構いません。 眉頭の毛が立っているだけでぐっと今っぽさが演出できます。
次に、マスカラですが蒸気でビューラーであげたものも下がって来てしまいます。
特にフィルムタイプのお湯落ちマスカラは下がりやすい傾向にあるので、下がりやすいことが気になる方はウォータープルーフタイプをオススメします。
あとは、マスカラ下地をつけてカールキープをすることも大切だと思います。下地をつけてすぐにマスカラを重ねるのではなく、きちんと乾かした状態でマスカラを重ねることで下がりにくくなります。
あとは根元に液をきちっとつけて、毛先につけすぎないこともポイントです。毛先に液がたくさんついてしまうと重みで簡単に下がって来てしまうので要注意です。
コントゥアリングって何?
コントゥアリングとは陰影を演出しメリハリのあるメイクに仕上げるためのテクニックです。これを行うことで、のっぺりとしたメイクが陰影のおかげでより立体的に見えます。
今はハイライトをべったりとCゾーンや鼻筋に入れるというよりは、部分的に光を入れることでより自然に仕上がります。具体的に言うと頬の高い部分よりも1~2mmほど下に狭い範囲で入れる。
シェーディングも鼻筋にきっちり入れずに、目の虹彩の上の眉からシェーディングを入れ始めてスッと鼻筋に入れることが大切です。
ハイライトもシェーディングも入っているかどうかわからないくらいの、陰影が今っぽくでも立体感のある仕上がりになるので、チャレンジしてみてくださいね。
まとめ
マスクメイクはまだしばらくは続きそうですが、今はYouTubeなどで人気のアーティストの方がトレンドメイクや、お悩みに合わせたメイクをたくさんアップしているのでそういったものを見て勉強するのも一つの手だと思います。
私も日々新しいものがアップされるたびに見ながら勉強しています。アーティストの方ならではの観点や、技術が学べてとっても楽しいですよ!
クリスマスコフレがたくさん限定発売されている時期ですし、せっかくのホリデーシーズンをキラキラとしたメイクで楽しめないのことが本当に残念でなりません。早くマスクなしで、フルメイクが出来る日が来ることを心待ちにしています。